用途地域を補う形で、まちづくりを細かく定めるのが各種の地域地区です。防火地域・高度地区などの意味を押さえましょう。
先生、用途地域のほかにも、いろんな『地区』があるって聞いたけど?
あるわ。
用途地域を補う形で定められる地域地区ね。
用途地域に重ねて、さらに細かい規制を加えるものよ。
例を挙げます。
防火地域・準防火地域は火災の防止、高度地区は建築物の高さの最高限度・最低限度、高度利用地区は容積率の最高・最低や建蔽率の最高などを定めます。
特別用途地区は、用途地域を補完して特別の目的で用途制限を強化・緩和します。
高度地区と高度利用地区って、名前が似てますけど違うんですかぁ?
違うのよ。
高度『地区』は建物の高さを規制するもの。
高度『利用地区』は、土地を高度に利用させるために容積率などを定めるもの。
名前が似ているから、この違いはよく狙われるわ。
用途地域の外でも、こういう地区を定められるの?
地区によるの。
特別用途地区は用途地域内にしか定められないけど、特定用途制限地域は、用途地域が定められていない土地(市街化調整区域を除く)に定めて用途を制限するものなの。
整理すると、用途地域という『土台』の上に、防火地域・高度地区・特別用途地区などが重ねて指定される、というイメージです。
高度地区は高さ・高度利用地区は容積率、って区別して押さえますねぇ。
確認クイズ
地域地区に関する説明として正しいものはどれか。
- 高度地区は、容積率の最高限度を定める地区である
- 高度利用地区は、建築物の高さの最高限度を定める地区である
- 高度地区は、建築物の高さの最高限度・最低限度を定める地区である
- 特別用途地区は、用途地域が定められていない土地に定める
こたえを見る
正解: 3. 高度地区は、建築物の高さの最高限度・最低限度を定める地区である
高度地区は建築物の高さの最高・最低限度を定めるのが正解。容積率等を定めるのは高度利用地区(選択肢1・2は誤り)。特別用途地区は用途地域内に定める(選択肢4は誤り)。